美味しい煮物は、ご飯が進みますね!
「煮物を作るのは、手間かかるから面倒くさい!」
「味がしみこまないから、美味しくない」などという人もいますが、
煮物のコツが分かれば」苦手な人でも、美味しい煮物が作れます。
味を染み込ませるには「落とし蓋」が必要!
うま味を染み込ませるには、昔から、落とし蓋が使われていますね。
煮込む鍋の口径よりも小さめの蓋をすることで、蓋で押さえられた具材の間を煮汁が対流し、
少ない煮汁でよく味が染み込みます。
火の通りも良くて沸騰しても材料が踊らないので、煮崩れしません。
昔からある木の蓋がありますが、最近は100円ショップでも、シリコン製が手軽に買えます。
また、わざわざ買わなくても、アルミホイルで手作りすれば、お鍋にピッタリの落とし蓋ができます。
保温調理で、エコな煮物作り
大きめに切った大根や、肉など中までしっかり味が染みていたら美味しいですよね。
長時間煮込めば美味しくなると思いがちですが、煮物の味は煮ているときよりも、材料が冷めているときに、
よく味が染み込むのです。
保温法は、保温鍋も売っていますが、バスタオルやアルミシートで保温できます。
やり方は、煮汁が沸騰したら、5分から10分ほど弱火で煮てから火を止めます。
鍋を新聞紙、バスタオル、アルミシートで巻けば料理完了。
あとは時間が美味しくしてくれます。これだけで煮汁がたっぷり染み込んだ美味しい煮物が出来上がります。
大根の苦みと、水っぽいカボチャの対処法
大根の苦み:
冬は大根の煮物が美味しい季節ですが、せっかく煮たのに、「なんか美味しくない。苦みがある」
なんてことはありませんか?
そういう場合は、・米のとぎ汁で下茹でする。
・お茶のバックにティスプーン1杯の米を入れて大根と一緒に下茹でします。
米のでんぷんで大根のアクと苦みが取れ、甘味がぐっと増します。
カボチャが水っぽい場合
出がらしの煎茶で煮ると、ほっくり美味しいカボチャの煮物ができます。
出がらしの煎茶の味や臭いはしません。
煮魚を美味しくするには?
美味しく煮た煮魚、いいですよね。
「でも、魚の身が柔らかくて、ひっくり返したり、器に盛りつけるときに崩れたり、中まで味が染みなかった」
などと、失敗も多いですね。
魚の身を崩さず、味のしみた美味しい煮魚を作るには
・まず、皮に包丁目を入れて鍋に入れ、それから水と調味料を加えて火にかけます。
水から煮ることで、魚の身がはじけず、包丁目からは味がよく染み込みます。
昔は「煮立った煮汁に魚を入れる」と言われてきましたが、今の魚は網で大量捕獲されているので、
身が弱いものが多いのです。そのため、熱が急に加わると身が崩れやすいのです。
もう一つ大事なことは「鍋止め」
煮魚が出来上がったらすぐに器には盛らず、3分ほど鍋の中に置いておくこと。
魚の温度が下がるにつれて身がしまり、煮汁も濃くなって照りが出ます。
これが「鍋止め」煮魚を美味しくするコツです。
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#919191″ bgcolor=”#fafafa” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]野菜の煮物とは異なり、煮魚は落とし蓋ではなくおたまで煮汁をかけながら煮詰めていきます。落し蓋をすると身が崩れる恐れがあるからです。[/st-cmemo]